国語「見立てる」(説明文)

小学校5年生 授業「国語」 採用1年目(2019.4~2020.3)

 5年生最初の説明文の授業です。この「見立てる」という授業はこの後の「生き物は円柱形」という学習の準備運動的な学習です。

説明文の用語で確認したことを手がかりとしながら、
子ども達と「見立てる」の文章を読み取っていきました。

画像には入っていませんが、黒板の左側には電子黒板があります。
そこに説明文の用語の板書を映し出しておいて、
「“問い”と“答え”」や「“具体”と“抽象”」についてその都度確認しながら授業をしていきました。

子ども達に、
「前より説明文、読みやすくなった?」
と聞くと、
「色々な言葉が出てきてわけ分からん!!」
と言っていました(^_^; そりゃそうですよね… 修行します。

ちなみにですが、説明文を読み解いていく手立ては、
白石範孝先生の書籍を参考にさせていただきました。
「見立てる」の学習のメインディッシュは、要旨を読み取ることです。
内容を確認した後は、要旨を子ども達自身に書かせてみました。

要旨は大雑把に言うと、筆者が読者に伝えたいことの中心ですよね?
なので子ども達には、
「説明文は3種類しかないよ」の板書を電子黒板に映し出しながらヒントを伝えました。

思っていた以上に子ども達は、
自分の言葉で要旨をまとめてくれました(^^)嬉しかった~
まだまだ発表は恥ずかしがる子ども達なので、そこは追々頑張ってもらおうと思います。

そして一応、要旨の例示を黒板に書き込み、感想を書いて授業は終わりました。

 この夏休みに大学時代の同期(中学校の国語教員)と会って話す機会があり、お互いの授業のことなどについて話をしたのですが、中学生でも要点・要約・要旨の区別が上手くできず、説明文の読解に苦手意識をもっている子がたくさんいるそうです。

 偉そうなことを言っているわたし自信も子ども時代は、国語は大の苦手でした。漢字も読解も両方苦手!!

 中学生や高校生になっても苦手意識はつきまとうものだと思うので、少しでも早い段階から文章を読み取っていくコツや楽しさを子ども達に身につけてほしいですね(^^) そのために頑張ります。

 余談ですが、わたしは今現在、国語の授業が一番好きです。子ども時代は一番国語の授業が嫌いだったのですが、授業をする側になってから意識が変わりました。理由はいまいち自分でもよく分かりません(笑)

 本を読むようになったのは21歳と非常に遅めでした。「どうして、小学校・中学校・高校・大学の1回生2回生のころにもっと本を読まなかったんだろう(T-T)」と後悔したことは覚えていて、その意識は今もあります。

 もしかしたら、この意識が自分が国語の授業と向き合う時のモチベーションにつながっているのかもしれませんね(^^)

 最後まで読んでくださりありがとうございました!