算数「式と計算(2時間目)」①(初任者研修 研究授業)

小学校5年生 授業「算数」 採用1年目(2019.4~2020.3)

 「式と計算」1時間目の学習の板書はデータがなかったです(T-T)

 この1時間目の計算のきまりに関する授業は、今後も頻出の学習ですよね。ですが、面白い授業ができなかったです。

 ぜひとも、計算のきまりの学習を面白くする方法や、面白い活動をご存知の方は教えてください(>_<)

 「式と計算」2時間目の学習は、ケーキの上にのっているイチゴの数を工夫して求めるという学習でした。実はこの授業、初任者研修の研究授業として実施しました。以下に板書計画と事前実践(おとなりのクラスでさせていただきました。ありがとうございます!!)、そして本番の授業の板書を載せておきます(^^)

最初はこのような板書計画を立てました。
板書の真ん中に張ってあるものを小さくしたワークシートを子ども達に配布し、
「式」と「図」と「説明」の3つを子ども達に考えてもらい、板書で共有しようと考えました。
おとなりのクラスで事前実践をした時の板書です。
青で囲った部分を変更しました。

計画した時は、図と式を1枚のシートにしていたのですが、
授業の前に「式から囲み方を考えた方が子どもの意見が広がるのではないか。」と思い、
式と図を切り離しました。

そして、
「イチゴの個数を求める式を教えてください」
と子ども達に投げかけ、
「では、今の○○さんの式を表す囲み方を教えてくれますか?」
という風に展開していきました。
これが本番の授業ですね。
ほぼ、おとなりのクラスでの授業と同じ流れで行いました。

この授業中に意識していたことは、子どもの説明を黒板に残すことです。
黄色のチョークでキーワードを書き記しました。

大失敗だったのは、「(6✕6)-(4✕4)」という考え方を
子どもから引き出すことができなかったことです(>_<)
引き出せなかった原因については、研究協議で指摘していただいたので下の方に記しておきます。

引き出せなかったなら、こちらから提示すべきでした(T-T)

<研究協議>箇条書きでいきます。太字がいただいた言葉です(^^)

式を早い段階で提示していた(個人活動の時間が短かった)ので、個人的にはもっと考える時間をとってあげてほしかった。

→「授業を時間内に終わらせなければ」という意識が強かったです(^_^;

式を子どもに書かせたら良かったのではないだろうか。(わたしが式を書いて、子どもに提示していました。)

→式を子どもに書かせて、「ぼくがどう考えたか分かりますか?」と聞かせれば、授業がより子どものものになるのではないだろうか。

机間指導中に、授業者がしゃべりすぎている。静かに考えたい児童もいたのではないだろうか。

→気をつけます(^^;)笑

(6×6)-(4×4)取り扱わなかったのはいけない。教科書に例示として載っている考え方は、その後出てくる学習で重要になってくることがある。子どもから出るのが理想なのは分かるが、出てこなかったのなら授業者が「こんな考え方もあるんだよ。」と提示すべきだった。

→ぐうの音も出ません(笑)。この後、「指導書の授業の流れを変えて、独自の展開をするのなら、それを補うだけの手立てを用意しないといけないよ。」とも言ってもらえたので非常にありがたかったです(^^)

(6×6)-(4×4)の考え方が子どもから出てこなかったのは、授業者の指示の言葉に理由があるんじゃない?先生、子ども達に具体例を示すときに「いちごを“囲む”…」って指示を出していたよね。“囲む”と聞くと、子どもの意識は、目に見えるイチゴを囲むことに傾くよね?(6×6)-(4×4)の考え方は、目に見えないイチゴをあるものと考えないといけないから(6×6)-(4×4)は出にくかったんだろうね。

→発問の言葉、一つ一つが子どもの思考に影響を与えるのですね(>_<)くぅ~。

 自分の授業を見てもらい、意見をもらえるのってありがたいですよね。わたしは、すぐに天狗になってしまい謙虚さを忘れてしまうので、研究協議は非常に有意義な時間でした。

 余談ですが、この研究協議がこのブログを立ち上げたいと思い至った要因の一つでもあります。転職しなければ、あと約40年の教員生活があるのですが、その時間は成長し続けたいと考えています。

 よく授業の振り返りを自分一人でしていたのですが(同僚に授業のことを相談しにくい空気感がありますので…)、「この振り返りの時間、無駄ではないけどコストパフォーマンスが悪い気がする(・ω・)」と思ったのが源泉ですね。

今回、とても長い記事になってしまったのですが、最後まで読んでくださりありがとうございました\(^_^)/